12月11日。

今日も寒い。しかも雨まで降る始末。こういう日はひたすらにコーヒーを飲んで温まるしかない。

 

朝9時の打ち合わせが終わると17時半に客先へ赴くまで何も無かった。予定してた事務処理も直ぐに片付いた為、休み時間に質屋へ向かった。

 

お金に困っている訳ではないが、持っていても仕方のないものを売りに来たのだ。そういうものは早く手離すに限るが、売り方が分からなかったのだ。

 

個室に通され、査定が始まる。レンズを当て、重さを計り、含有量を調べ、4〜5分もしないうちに金額が出た。買価は買った当時の1/20だった。でも、こんなものなのかもしれない。金額はどうでもよく、いち早く手離したい気持ちの方が高かったから即決して売りに出した。買価が1/20だから、売る時にはその4倍、定価の1/5くらいの値段になるのだろう。こんなもの、誰が買うのか知らないし、本当に誰かの役に立つのだろうか。

 

客先での打ち合わせを終え、雨の中家へ帰る。

 

ここ1週間、不思議なことに毎晩同じ夢を見て、同じ時間帯に目が覚める。眠りが浅いのか、夢の内容がボディーブローのようにじわじわと効いてくる。繰り返し繰り返し。

 

だから今日は酒を止めたのに。

 

夢を見れる時間分眠れてるだけ幸せなのかもしれない。

12月10日。

朝。とにかく寒い。布団から出るだけで待ち合わせた勇気の7〜8割方を消費してしまう。

 

今日は賞与の支給式とやらで、普段は電子化されている給料明細もこの日だけはなぜか証書として上司から頂く。形式的な「ありがとう」。この話をここに書くのもおそらく3回目だ。

 

月曜日はとにかく打ち合わせが乱発しているので、朝10時から夕方16時までは断発的に会議が続く。そんなに喋ることないだろと思っているのだけど、話も仕事も永遠と続く。終わるのはきっと定年退職する時だろう。

 

その後横浜で「慰労会」と称された上司への接待。金は1円も払わなくて良い代わりに時間を捧げる。飲んでないと何を話して良いのかわからないから、酒が進む。ビール2杯。焼酎の水割り数杯。ロックを少々。この辺で大分眠くなる。年末までに会社の飲み会はあと2回ある。週に一度があと2回。賞与と引き換えだからと腹をくくる。

 

家の話。ゴルフの話。車の話。詰まる所、カネ。もうええっちゅうねんと思いつつふんふんとぼんやりした頭でうなずき、首を縦に振る。そんな自分も結局ラクに金を稼げるからと、カネに執着し同じ仕事をだらだらと10年も続けてる。しかしもっと問題なのは辞めても他にすることがないということ。

 

そして、自虐的な愚痴をつらつらと書き連ねることにももうほとほと飽きてきた。それこそもうええっちゅうねん。

無題。

朝の11時から他人の飲み会に顔を出し、3時間練習を終えた後、また7時間半も飲み会に出席して休日の1日が終了。

 

明日こそは身体を静養させないと多分次の週がもたない。

 

でもまぁ、この予定が詰め詰めになってる忙しなさが充実というやつなんだろうね。

よく走っていたあの頃。

中野坂上から歩いて帰った。社会人の原点、実家を出てはじめて住んだ街だ。

 

高円寺に住むまでの6年間、なぜか青梅街道沿い、丸ノ内線沿線に住むことに固執してた。JRに乗らなくて良いから電車が空いてるとか、家賃が手頃とか、新宿に出やすいとか勝手な解釈ばかりしてた。

 

解釈は自分の都合の良いように持っていく。欲しいと思ったモノを買った後で、購買の正しさを証明する為にそのモノ自体を良いモノと思おうとするのと同じだ。

 

青梅街道をよく走っていた。中野坂上の自分の家から大久保通りを伝って杉並区役所まで出る。そして青梅街道を真っ直ぐに中野坂上駅まで走ってまた大久保通りまで戻る。これでちょうど10km。運動という運動もしていなかったあの頃。バンドもなかったあの頃。無駄に走って発汗してた。多い時で月に100km。やることがなかったのだろう。それでも走っている間は爽快だった。

 

走るのはドラムと似ている。ドラムの場合は二の腕と首。走る場合は腿。そして肺。痛くなるのが心地良い。だからスピードをどんどん上げてしまう。ドラムで言えばそれはテンポを上げることに等しいのでダメだ。だからその欲望と戦っている。毎度毎度。そして無駄に力を入れる。これも多分ダメなんだと思う。聴きやすさと気持ち良さ。揺れ動く。

 

走っていた道を荻窪方面に逆に歩くと、なんとなく走っていた頃と逆の光景が目に入り、もうこの近辺に住んでいない実感が胸にすんと入ってくる。コンビニで酒を買った。野坂昭如は起床してコップ一杯の水代わりにグラス一杯の水割りを飲んでいたそうだ。無意識的に。それに比べたら仕事の飲み帰りに1〜2本ビールを煽りながら散歩するなんてまだマシじゃないかと開き直る。一人で飲むと頭が可笑しくなったんじゃないかと思うくらい上がったり下がったりする。そして真夜中に突如目覚めて寝れなくなる。ここ1ヶ月くらいそのパターンにハマっている。

 

よく走っていたあの頃はぐっすり眠れていた。身体が疲れていたからか、若かったからか。決まった時間に起床する習慣がなければ寝過ごしても問題ないのだが、無駄に目覚めた後、朝間に合う時間に起きれるのかが不安になる。また走った方が良いのだろうか。また運動した方が良いのだろうか。音楽的な方向に逃げるのはもう馬鹿馬鹿しくなってきた。救いにも何にもならないんだからね。期待なんかしちゃダメなんだよ。本当は何にもしたくないのにね。