10月22日。

吉祥寺から出勤したが、起床時間以外は良好で渋谷での乗り換えも、door to doorで1時間半かかる電車内も始発・下りのおかげで快適に座れ、これなら文庫本を用意しておけばよかったと後悔。明日こそ仕事帰りに本を用意しておこうと思う。

 

昨晩、西永福から帰った井の頭線を渋谷へ逆走する。乗車しているのは高校生が殆どで皆、参考書を熟読してた。中間試験期間なのだろうか。それとも井の頭線沿線は意識の高い学生が集まっているのだろうか。國學院久我山とかあるからな。本当に後者なのかもしれない。

 

通勤は穏やかだった反面、金曜を休んだ分の仕事は溜まりに溜まっており、処理だけでバタバタと1日を終えた。いつの間にか定時まで時間が過ぎていた。

 

10月から担当する業務が増えたから、少し効率的に動かないと時間が足りなくなる。でも少しくらい非効率に動かないと残業代が稼げない。こうやって一進一退を日々繰り返すのが人間で、気付いたらスタート地点のままだったなんて感じで一生を終えるのだろう。

 

何気なく気付いたらどんどん1日が過ぎて行った。せめて何も考えずにぼんやりとコーヒーを飲む時間くらい欲しかった。

 

秋うらら。

秋うらら。

 

西永福JAMの本番前。リハ終わりに飯を食った。夕方17時。少し遅い昼飯だ。本番前でがっつり酒を飲む訳にもいかないし、かと言ってお店に入るお金もないから、コンビニで飯と缶ビールを買い駅前のベンチで食べた。

 

西永福は閑静な住宅街で、ライブハウスに出るような目の座った連中は見当たらず、駅前にはベビーカーをひいた女性が美容院の前で楽しく談笑していた。多分、同世代か自分より若い年齢だ。同世代にはもう子どもが居るのだ。知ってるよ。そんなこと。

 

 

外で酒を引っ掛けご飯を食べるのはなんて気持ちが良いのだろう。

 

夜はきっとぴりっと寒くなる。そんな予感のする夕方。でも佇むには心地良くリハでかいた汗がすうっと引いていくのが分かる。秋うらら。1年で最も過ごしやすい季節だと思う。良い日だ。

 

 

対バンは「オルタナティブ」というより「ニューウェーブ」の集いだった。

 

打ち上げでビョークやらクラウトロックの話が出来るなんて楽しかったなぁ。その昔、クラウトロック占いというサイトがあって、質問を入力してくと、ノイだのカンだの自分の性格を具現化したクラウトロックを教えてくれる。昨晩の話の中で、自分はクラウツ・シュルツだとばっかり思っていたが、よくよく思い出してみたらマニュアル・ゲッチングだった気もしてきた。

 

大学生の頃よく聴いていたが、その難解で単調な繰り返しに、聴きながら寝てた。

 

せっかくだし、久しぶりに聴いてみようと思ったら、iTunesにちゃんとプレイリストがあった。

 

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物好きな人も居るもんだ。

 

十幾年ぶりの今聴き直したら感じ方も変わっているかもしれない。

10月20日。

洗濯機とエアコン、テレビスタンドに光回線のインターネット契約。

 

「予定では13〜15時の間のお伺いでしたけど、予定より順調に作業が進んでまして。11時にはお伺い出来るのですけど、大丈夫でしょうか?」

 

どういう予定の組み方だったんだろう。

作業時間と余力時間を半々で見ていたのだろうか。

 

搬入は朝の9時から順調に進んだけれども、再度発注したTVスタンドにはまた部品が足りないというトラブルがあった。

 

2度購入して、2度も同じ問題に出会すなんて。

 

きっとTVスタンドはこの家にはあってはいけないのだ。

 

そう思って丁重に返品処理をした。2度も拒否されて居るのだから。自分の意地なんか貫いたって上手くいかないに決まっている。

 

独りっていうのは気楽なもので、主体的に音を発しなければ基本的に部屋の中は無音。音がしない空間は時の流れをぼんやりと遅くさせる。

 

そこに南から陽の光が入り、ビールを飲んで開通したインターネット越しにテレビを見てると何時間もこのままで居られるような気分になる。

 

出不精。

 

都落ちの上に引きこもりになったら、本当に独りぼっちだよ。

都落ち。

引越しは呆気なく終わった。

 

業者は予定より1時間ばかり早く到着するとテキパキと荷物を搬出し、気付けば30分と経たずに部屋は空っぽ。2年前の状態に戻っていた。異なる点といえば、2年間分の汚れと埃となんかよくわからない重い空気が堆積されたこと。陽当たりと抜けが良い1LDKの間取りと高円寺にも中野にも徒歩で行けるこの立地。たった2年ではあったが、随分といい場所のいい部屋に住んでいたんだなぁ。

 

搬出に立ち会い、新居のある吉祥寺へ向かう為に電車へ乗った。

 

新居は昨年亡くなった祖父の家を継ぐ形となる。正式には不動産を継いだ母と賃貸借契約を結ぶ形だ。だから馴染みのある場所と言えばその通りで、そこは実家からも自転車で5分程度。30年以上も見馴れている風景だ。

 

幾度となく訪れている吉祥寺だが、電車をおりると、ものすごく長い旅から帰って来た感じがした。実家を出るまで住んでいた市内に戻るのは7年ぶり。色々あって戻って来た。凱旋なんて言える身分じゃないし、実質は都落ちなんだけど。

 

祖父が住んでいた同じ場所に自分の荷物が置かれ自分の空間のように生活するのにまだ慣れない。祖父がちゃぶ台を置き床に座ってテレビを見ていた場所にカーペットを敷き、ソファーを置いて同じ方角にあるテレビを見る。今日から自分の場所なのだが、どうも自分の場所でない気がしてしまう。備え付けの家具を見ると特に。慣れるのには暫く時間がかかりそうだ。

 

搬入した荷物を開梱し所定の位置に詰めていく。搬出から搬入と結構身体を使ったようで、日用品の買い出しを終えるとすぐに眠ってしまった。

 

そういえば買い出しの途中、駅前でKOZUMIの3人にたまたま会った。まだ初日なのに。こんなこともある。高円寺でも吉祥寺でも。これからはWARPもPlanetKも歩いて行けるのが嬉しい。

引越し前夜

高円寺最期の夜。

 

最期の晩餐をバーン・イサーンで済ませ、荷物をまとめる。

 

4時間ほどで片付けはひと段落。

 

ダンボール15箱と種々の小物。あとは明日に任せよう。

 

さよなら高円寺。また逢う日まで

 

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10月17日。

家に帰らないと1日が終わった感覚がない。着替えもせず、即席で済ませた整髪料で髪を整え再び職場へ向かった。

 

朝の新橋は本当に汚い場所だと思う。

 

夜明けまで営業していたであろう雑居ビルの居酒屋からは、既に閉店し施錠がされているのに人気に似た何かが入口から溢れ出している気がする。そんな雑居ビル郡を両側に、事務所へ進まなければならない。よく見ると店から溢れていたのは人気ではなく虫と鼠だったりする。公園ではサラリーマンがホームレスに混じって煙草を吹かしている。どちらもこの場所では小汚く見える。

 

新橋と汐留。

 

ものの5分も歩かないのに歴然とした違いがある。汐留を彷徨くと決して新橋側では出逢わないような人が闊歩している。

 

事務所では新人に見積の作り方を教えていた。

 

教えていた、というより正解だけ渡して答え合わせさせてたという表現の方が正しいかもしれない。解説なしで解答を渡して自習させているようなものだ。大学時代、個別指導塾でのバイトでも同じような事をしていた。解答・解説を字で伝えようが口で伝えようが出来る奴は出来るようになる。どちらが好みかだけ聞けばいい。

 

見積の作り方はExcelの弄り方が7〜8割を占めるから、解答と全く同じになるように作ってもらって感覚で掴んでもらうしかない。

 

そうやって結局3時間くらいを費やした。3時間が1.5時間になり、いつの間にか10分、いや5分になる。これから何百と見積を作る事になるのだから。

 

家に帰ったが、そこは梱包されたダンボールで溢れており、また1日が終わった気がせぬまま翌日を迎えることになりそうだった。

おでん

秋を迎えてはじめてのおでんを食べた。

 

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おでんや鍋は寒い時期にしか食べないから、秋になって寒くなって「今年はじめておでんを食べた」と言う人は、冬におでんを食べた可能性を捨てきっている。春の前に存在した冬はもはや過去の出来事になっていて、今年が一体いつから始まっているのかを忘れている。

 

きっと、1〜3月のあいだにもおでんを食べていただろう。何故ならその時期は凍えるように寒い時期だから。秋なんか比べ物にならないくらいに。今よりもっと熱燗が美味しく感じられることだろう。

 

「普通に生活したい」なんて、ふと呟いたのだけど、普通に生活してる人は普通になんか憧れないらしい。

 

ずっと普通と思って生活してきたのに。遠回しに異端認定を受け、ショックだった。引越しが終わったら普通に生活出来るだろうか。