ワークライフバランス −LIFE SHIFT-

来週から怒涛のライブラッシュがはじまる。

 

12日火曜の下北沢CLUB Queから始まり、翌13日水曜に下北沢BasementBar、17日日曜に新宿JAM、20日水曜に新宿レッドクロス、その後仕事で上半期の〆を挟んで、10月には5日木曜に渋谷O-Crest、12日木曜に代々木ZherTheZoo、25日水曜に下北沢DaisyBar。本当は16の週も挟みたかったけど。まだ未定。

 

別に毎週ライブをやる事自体は問題じゃない。
むしろもっと場数をこなしたい。対バンのライブも観たいし楽しみなので、バンバンにライブをやるべきだと思っている。

 

問題は仕事。
これがアマチュアならば誰しもが悩む問題。

 

今のところ音楽で飯食っていこうなんて思っていないので、今後も仕事とライブとのバランスの取り方は考えていかなければならない。

 

結局仕事は(管理職でなければ)効率と要領だと思っているので、ライブがある日は定時までに業務を完了させ、ライブ中に緊急要件が入ったらライブ後に家でPCを立ち上げて仕事をすればいいと思っている。それで成果を上げていれば問題ないだろうし、ワークライフバランスを大切に!と標榜している最近の風潮からすれば、むしろプライベートが充実しているのだから好ましい事だろう。

 

だけど。だ。

 

問題はイメージ。

 

日本人は波風立てず、周りに合わせ配慮するのが好き。
そう。周囲の評価に敏感なのだ。

 

しかも、ワークライフバランスが大事とか言いつつ仕事を切り上げてライブをするとなるとどうしてもイメージが良くない。悪くはないかもしれないがプラスには作用しない。それよりも仕事に一生懸命打ち込んで、(結果がいいかどうかは別として)じっくり時間をかけて残業している方が仕事熱心だ、というイメージを持たれやすい。これも良いとは思われないかもしれないが、「ライブなんで。。。」と仕事を切り上げて帰る人間に比べればマイナスには作用しない。

 

そんな旧態依然とした会社なんて今時。。。と思われるかもしれないが、意外と多いのではないかと思っている。あくまでも推測だけど。もちろん、業務を疎かにしてはダメだけどね。多分、定年の世代やバブル世代の人とかは、時間・熱心さとアウトプットや評価は少なからず比例すると(違うと内心分かってはいるものの)その現実を100%受け止められていないんじゃないだろうか。

 

でも、その世代の人たちは65歳くらいで仕事辞めて、がっつり退職金もらって、という人生を謳歌するかもしれないけど、ウチらのような30代、これから働く20代は、健康寿命が続く限り一生働くことになる。

 

よく言われていることだけど。

医療が発達して寿命は延びるけど、先進国では人口が減少するので社会保険制度は成り立たず、経済も昔みたいに成長しないから企業も社員に退職金が払えなくなって、残業もワークライフバランスと言われる裏でコストカットとして都合がいい方向に動く。結果、日々の働く時間は減って余暇が増える一方、定年退職という概念が無くなって一生"細く長く"働き続けることになる。健康で生きていられる寿命が重要になってくる。

 

仕事も一つの企業に人生を捧げることなく、複数の会社を渡り歩いてキャリアも人脈も磨かれる。学生時代に身に着けた能力だけでは技術革新によって業務が淘汰される可能性があるので、働きながらでも、余暇の中で新しい能力を身につける必要が出てくる。そうやって、100年生きる人生を謳歌していく流れに変化していく。

 

というような未来が「LIFE SHIFT」という本に書いてあった。 

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

 

 

だからと言う訳ではないけれど、日本のおっさん達が持っている「定年までは仕事が全て」的なイメージが早く覆ればいいと思っている。仕事だけの付き合いで日々を過ごしてしまったら、50~60代くらいになって取り返しのつかない淋しい生活になってしまうように感じるらら。漠然と。そうならない為にバンドをやってる訳じゃないけど。少なくともイメージが変われば、もっとサラッと帰宅してバンバンにライブが出来るようになる。

 

そうなると、時間に融通の効く職業の人たちだけが平日夜にライブが出来て、音楽活動を充実させられるという現状も変わると思っている。何もコールセンターで働かなくてもよくなる。もっと言えば正社員であろうと有給休暇を活用して地方や海外ツアーとかやれるだろうし。有給休暇は平等に年20日はある訳だから。それに、平日もフレックスでコアタイムをシフトさせればリハからがっつりライブに参加する事も出来る。みんな学生時代はサークルとかでバンドやって、大人になるにつれ次々と辞めていって。。。という淋しい状況も変わるかもしれない。

 

別にバンドじゃなくても、オフの活動を充実させて仕事もメリハリを持って高いアウトプットを継続して出す。これが本当のワークライフバランスだと思う。

 


そんなことを思ったけど、会社でそれをさらけ出すのはちょっと怖い。
もっともっと勇気が必要だ。勇気は仕事から得られるのか。音楽から得られるのだろうか。