バンドと仕事の共通項 -1万人を見てわかった起業して食える人・食えない人-

昔から本を読むのが好きだ。

 

音楽やってる人とかアートやってる人って小説や詩集を多く読むイメージがあると思う。自分も遠藤周作とか太宰治とか、もっとベタなとこだと村上春樹とか。

 

確かに好きなのだけれど、それよりももっと現実に直結する、つまりは新書だったり、ビジネス書の方が読んでてワクワクする。

 

特に仕事をするようになって、自由に使えるお金が増えてからは色々なビジネス書を読んだ。多い時で年100冊とか。そんなに読んでも仕事にはあんま生かされてないから、宝の持ち腐れ的な感じは否めないよね汗

 

内容や分量の割にビジネス書はどうしても値段が高いし、時代感が反映されていることが重要なのであまり中古を買うわけにもいかない。それに仕事に直結してくるので、(本当はどうなのだかわからないけど)ノウハウを得た充実感みたいのがある。新書も知識が増えることが嬉しいってのを考えると、どうやら自分には収集癖があるなのだろう。

 

この夏はバンドとドラクエ11ばっかで行く機会がなかったのだが、昨日久々に新宿の紀伊国屋へ行った。

 

1、2、4階の新書・ビジネス書コーナーと、集客とマネジメントで悩んでいるので、7階の音楽関連のコーナーにヒントがないかと漁りに行った。もう、どんな本も見ていてタイトルだけで心惹かれてくる。結局1時間以上はフラフラしてしまった。意外と脚が疲れるのよね。立ち読みしていると。

 

バンドと仕事ってどっちも一緒だと個人的には考えていて、どっちもつまるところ、経営。

 

そう、バンドは個人経営の企業と一緒。

 

マチュアバンドってどうしても、「いい曲書こう!」「カッコイイ曲を作ろう!」に思考が走りがちだけど、それってジャンルはどうあれ他のバンドもやっていることだから、勿論そこが一番大事なのは確かなんだけど、そこだけでは差別化できない。その周りを固めるマネジメントとマーケティングこそが差別化要素だと思っている。いかに他のバンドと違うことができるか。別に全く新しいことをする必要はなくて、ちょっと工夫されている程度でも大分差がつくと思っている。そのあたりも普通の企業の経済活動と似ているよね。というかB to Cにモノを売るという意味ではバンドは小売・サービス業と同じなのだけれど。

 

というのもあって、バンド活動=起業と捉えた時に、それって結局脱サラと一緒じゃね?と思い、この本を読んでみた。

 

1万人を見てわかった起業して食える人・食えない人

1万人を見てわかった起業して食える人・食えない人

 

 

業種はともあれ、独立・起業して生計を成り立たせられる人の思考を統計とってまとめた本。いかにもビジネス書って感じにまとめてあって読み易かった。

 

本の中では一般論として書いてあるけど、全部をバンド活動に当てはめて変換してみると思いのほか共通項が多いことがわかる。一般論として頭に入れておくことは大事かな、と。

 

以下、一部を抜粋。

 

賢いラーメン屋はわざと狭いテナントを借り行列を作って、盛況感を演出する。

身の丈に合っていないライブハウスで客がスカスカな状況より、呼べるキャパと同等規模のライブハウスを満杯にしてライブをした方が周囲に盛況感を与えられる。

 

ニッチな市場を探した方が競争が少なく達成できる可能性が高い。

大衆的なJ-POPやJ-ROCKより少しマイナーでアンダーグラウンドな方がニッチで強固な固定客を獲得出来る。オルタナシューゲイザーがそうかと言われるとちょっと微妙な気はするけれども汗

 

自分が有利な市場を探す。好きより得意分野で勝負した方が効率良く達成出来る。

ブッキングより自分で好きなバンド集めて企画を練ってしまった方が強みが発揮出来るということか。そうなった場合、どうやって新規の客を見つけるかが課題だけど。

 

有益な情報にお金を惜しまない

結局、知名度を上げる為にはある程度の初期投資は必要ということだろう。

 

この資格も、あの資格も取りました、という資格ホルダーに限ってでもお客様が来ないと嘆く。自身のなさを資格で埋めている。

こういう曲もあーいう曲も出来た、と満足して営業かけないバンドマンと同じ。リハや曲中でやたらと手数多いフレーズ弾きたがるプレイヤーも近しいかも。作るのは好きなのに売り方を知らない。どこに客がいるかを探す必要がある。

 

成功した人を徹底的に真似をする。同じであれば理論上では同じ結果が出る。その相手を追い越すのは難しくても相手に近いレベルまでは一気に自分の実力を引き上げる事が出来る。

曲を真似する必要はないけれど、どのバンドからリスペクトを受けて音楽を始めたとか、ルーツになり得るようなところはガンガン出して行った方がバンドの世界観がわかりやすく伝わると思った。

 

ざっとこんなところだろうか。

 

いかに敵が少ない市場で効果的にプロモーションを売って見込み客を増やし、その後で見込み客を固定化させていく。字面にすると簡単なのだけれど、これが意外と難しい。。。地道な努力が必要なのよね。結局、1 to 1でコミュニケーションをとって行った方が客層を増やせるので、地道にこれを続けていくしかないのかも。

 

集客は一生の課題だ。本を読んだくらいで解決するのであればみんな解決出来てるよね。それより行動あるのみだと思う。

 

もう一冊、「次世代ミュージシャンのためのセルフマネジメント・バイブル」って本も読んだのだけれど、それは次に書くとしまっす。

次世代ミュージシャンのためのセルフマネージメント・バイブル 自分を作る・売る・守る!

次世代ミュージシャンのためのセルフマネージメント・バイブル 自分を作る・売る・守る!