雪のせいではない。

都心は4年ぶりの大雪だそうで、最低気温は氷点下、珍しく会社からも15時に帰宅指示が出た。

 

幸いにも自宅から近い場所に居たので地下鉄は混んでいたもののいつも通り帰ることが出来た。帰って夕方のニュースをつけると、都県を跨いで走っている電車は軒並みダイヤが乱れ、渋谷・品川では入場規制まで行われていたようである。もし横浜に居たとなれば、15時に退勤していたとしても何時に家に帰れていたのか。外は危険がいっぱいである。

 

そんな中、身体を走る悪寒。痛む節々。オレンジジュースを飲んで沁みる喉。いや、そもそもオレンジジュースなんて普段飲みたくなることはない。都心が雪に弱いのと同じように、都内で育った自分も雪にはひ弱な体質のようだ。おそらく家の中で移されたのであろう。治った方が既にピンピンしているが、こっちは絶望的に怠いので市販の薬を飲んで早く寝る事にした。

 

 

4年ほど前に扁桃腺を切除する手術を受けた。

 

生まれつき扁桃腺が大きく、四半期に一度くらいのペースで腫らしては39度台の熱を出していた。腫らす度に大きくなっていた扁桃腺が遂に噛んだグミも飲み込めないほど肥大化したので、切除する事になったのだ。切除すれば高熱を出す事もなくなるのだと期待していたのだが、元の体力は変わらず。まったく扁桃腺以外にも腫れる場所があるんだな、と感心してしまう。ただ、除去に20万円も使った甲斐があってか、高熱だけは出なくなった。

 

 

体力がある人は羨ましいなーと、思っている間に自分の名前が待合室に響き渡る。さっさと診察を終えて、さっさと寝よう。