ヨルタモリ

風邪4日目。

 

往生際の悪い風邪である。

 

回復に向かっているかと思いきや、ぶり返してきた。

 

ここで治しておかないと未来永劫、体調不良を引きずりそうだったので会社を休む事にした。無論、その後に予定していたスタジオも。本当に申し訳ない。

 

だらだらと不調を1〜2週間引きずりながら生きるか、不調と決別する為に1日を犠牲にするか。小さな迷惑の連続か。一度の大迷惑か。土曜にライブも控えていたので後者を選択してしまった。本当に申し訳ない。

 


クスリを飲んで寝る生活。

 

そんな事はないと思うのだが、正月以降同じような生活をしている気がする。食べて飲んで寝る生活。来月分の給料が振り込まれる今日であっても、気分はまだ正月と変わらずダレきっている。食べてばかりで身体もダレきった。


クスリを飲んでいるとはいえ、そう一日中寝てはいられず、以前に録り貯めていた「ヨルタモリ」のうち何回かを見る事にした。

 

笑っていいとも!が終わってお茶の間で普通にトークしてるタモさんを観れるのはこの番組だけになった。Mステはタモさん主体じゃないし。ブラタモリトーク番組ではないので。

 

タモさんが夜23時にやる番組だけあってバーのママは宮沢りえ。毎回のゲストも井上陽水黒柳徹子篠山紀信とテレビで見るにはかなり豪華な顔ぶれだった。フジテレビも捨てたもんじゃないなと放送当時は思っていた。タモさんだからこそ、元気なうちはずっと続くものと思っていたので、たった1年で終わってしまったのは非常に残念だった。

 

タモさんが活躍した時代って80年中盤〜90年代で、この時代の大人たちは人生経験を踏んできてるだけあって、トークが頗る面白い。

 

面白くなくなったと揶揄される石橋貴明だって、宮沢りえと会えば平気で当時の貴花田との婚約をネタにするし、65歳を超えた糸井重里は、茶室とか若かった頃には全く興味のなかった世界が60歳を超えてからそれまでと全く違った味わいを感じれるようになったと語り、秋元康は歳を取ると余計な事にまで無駄に感動するようになるのが不思議だと話していた。なんかね、こういう話がテレビで観れるってだけで感慨深い。

 

宮沢りえは年齢もあるかもだが、叱るのが上手い。声のせいもあるのか。叱られた相手にその後の進み方までうっすらと道筋立ててくれるかのような愛情ある叱り方。「湯を沸かすほどの熱い愛」でもそうだったが、「怒る」のではない「叱る」演技。この人に叱られれば、この人が後ろに居れば大丈夫だろうという安心感ある叱り方。タモさんも大泉洋秋元康宮沢りえに叱られたいと話していたのが、とても共感出来る。大人になると叱られることがなくなるから。「あなた、何もわかってない」とか言われたい。おじさんは皆気持ちが悪いね。

 

そういえば、ゆずがはじめて出た東京のライブハウスは下北沢ClubQueだったらしい。

 

甲本ヒロトリンダリンダをセッションしてた時に見せた宮沢りえの涙。ブルーハーツとんねるずが青春の全てだと話す宮沢りえの涙。そして、最終回に揃ったタモさん本人と中居、慎吾、剛の今は見ることの出来ないSMAP3人。最後の最後で宮沢りえと2人きりでトークする時の目線を決して合わせない恥ずかしそうなタモさん。

 

いい番組だったのに何で終わっちゃったんだろうか。

 

いい番組だからたった1年で終わらせちゃったのだろう。

 

特別感はたまに見られるから特別になる。いつも特別では有り難さが無くなって、視聴者の感覚は肥えた豚になってしまう。せめて特番とかだけでも復活してほしい。

 

みなさんのおかげでしためちゃイケと、フジテレビはこれから長寿番組を軒並み終了させていくけど、その先に何が残るのだろう?