instigator2 英才教育のVERBAL

スタジオから練習後、いつものように酒を飲みながら、instigator2を読み進めた。今日はm-floのVERBALの回。

 

片山正通教授の「遊ぶ」ように「仕事」をしよう (CASA BOOKS instigator 2)

片山正通教授の「遊ぶ」ように「仕事」をしよう (CASA BOOKS instigator 2)

 

色んな音楽は聞くが、Hip-Hopだけは通って来てない。他の音楽も実はそうなのだけど、Hip-Hopは特にlyricが楽曲に占める要素が多い。ロックだって、ボブ・ディランパティ・スミスから始まり、詩に占める要素は多分にあるのだけど、どうしてもリズムとメロディで音楽を聴いてしまう癖が昔からあるから、何となく疎遠。こんな本とか読んでた時期もあったんだけどね。実際の音楽までは聞かなかった。

 

文化系のためのヒップホップ入門 (いりぐちアルテス002)

文化系のためのヒップホップ入門 (いりぐちアルテス002)

 

VERBALはあー見えて、小学校からインターナショナルスクールに通うバイリンガルの超おぼっちゃま。ボストン大学に進学し、経済学と哲学の学士を取ったのち、神学の修士課程まで進んでいる。しかもm-floをやりながら。お母さんが海外を飛び回るバレエダンサーだったというから、幼少期の環境がいかにその後の人生を決定づけるかを知らされる。

 

そんなVERBAL、m-floからメインボーカルのLISAが抜けた時に方向性に悩んだそうで、後にm-flo loves Who?というプロジェクト名になる、シンガーとのフューチャリングシリーズをスタートする。これがその後の立ち位置を決定づけ、後にはコラボレーションにまつわるビジネス書までリリースする位、ビジネスで言うところの『協業』の成功例としてモデルケースとなる。

 

フィーチャリング力 あなたの価値を最大化する奇跡の仕事術
 

こんな書籍を上梓してたことすらはじめて知ったのだけれど、ここに書いてあるフューチャリング五箇条は、何かをする上で心の隅に留めておくべき重要な要素だと感じた。

 

プレゼンは、相手への『プレゼント』

 

行動のない思想は虚しくて、考えのない行動は行き当たりばったり

 

すぐれた企画書は夢と現実の両方で出来ている

 

チャンスは貯金できない

 

セルフブランディングこそ成功の鍵

 

一つ目と五つ目で言えば、自分を客観視して他者に必要とされること無くしてビジネス無しということだし、二つ目は優れた企画と優れた営業、どちらか片方だけでも成り立たないと言うこと。カントの言葉を文字ってるあたりにインテリを感じさせる。三つ目は糸井重里さんが言っていた「最も強いのがビジョンを持ったホラ吹き」というのにも通じるところだ。

 

最もどきりとするのが四つ目。

チャンスは一番都合の悪い時にこそやって来るという。

 

チャンスと自覚しているのかどうか。それすら危ういが、そういう運も含めて実力なのかもしれない。

 

普通、デビューするまでが大変なのに、そこはサラッと流せてそれからどうやって自分のビジョンを確立するかまでにフォーカスして話しているあたり、やっぱり為すべくしてその世界に立っているのかなと感じさせる。本人はそれを苦痛と思わずに楽しんでいるところも含めて。

 

人って生まれ持って得意な事があるのだろう。

 

その特技に気付いて仕事を選べるか。これが楽しめるかどうかとの決定的な差なのかもしれない。