6月10日。

日曜日。大雨。

 

雨など関係なかった。家の奥で寝ていたのだから。

 

「家の奥」とは一体どこのことを指す言葉なのだろう。

 

玄関から入れば我が家の寝室は確実に家の奥に位置する。しかし、我が家は2階の角部屋だ。寝室もリビングもベランダに繋がっている1LDK。しかも玄関のドアを開けるにはアパートの廊下を抜かなければならない。アパートの廊下は吹き抜けになっていない完全な室内。つまり「外からの距離」だけを考えれば寝室の方が玄関よりよほど外に近い。我が家の玄関を開けてもそこはまだ室内で、外までは距離がある。遠い。

 

奥は隅っこというイメージがある。隅っことは角。体育座りをするとちょうどしっかりくる場所。しかし我が家の角は埋まっている。角には全て家具が設置され、角に収まる事は不可能だからだ。テレビ、ベッド、ソファ、本棚。角には自分にとって生活するのに最重要なものばかり設置されている。「隅」という字を書くのになぜ重要な物がそこに鎮座しているのだろう。むしろ隅を中心に生活しているではないか。隅がなければテレビもベッドもソファも本棚もどこに設置したのだろう。

 

寝ているとくだらない事ばかり考える。

熱は未だに37℃界隈をうろうろしていた。

熱があるという事は身体が菌と戦い、免疫力を全開に高めている証拠なのに、当人の頭では戦っている意識などほぼなく、ただぼおっとしているだけ。頭で考えて身体が動く場合に身体は頭の言うことを聞くが、逆の場合、頭は使い物にならない。頭で考えた事は所詮理性上で処理されるだけで、身体でしたいと思った行為はもう止められないのだろう。本能的に。だからいざという時、頭は使い物にならない。

 

何度も反復と練習を重ねた物事の場合、頭で考えなくても自然と身体が動いている場合がある。バンドの深夜練とか入ると意識朦朧と寝ながら楽器を弾いていたなんてことはよくあった。そんな場合、もう寝ろよと思う。寝られないから飛んだのだけど。

 

今日は何時間寝たのだろうか。

たくさん寝ると寝癖がつく。髪型の話じゃない。睡眠時間の絶対量の話。急に大量の時間寝てしまうとまた次の日も同じような時間分の睡眠を摂取してしまおうとする。食欲と一緒。夕食をたくさん食べた翌朝ほど腹は減る。だから慣らさなきゃいけない。たくさん眠れたのも風邪薬のおかげなのだが。そうでなければ十何時間も眠れない。昔は何時間でも眠れたけれど。

 

おそらく月曜は眠くて頭がまたぼおっとして、火曜から通常営業に戻るだろう。それもこれも全て風邪が順調に治っていればの話だが。

 

この日記からもお分かりの通り、今日は一日中何もしなかった。