すれ違い。

朝帰宅し昼に起き、そのまま着替えもせずにずっと寝ながらテレビを見ていた。

 

昼から夜までテレビを付けていると、何度も同じニュースを「それさっきも全く同じこと流してたじゃない」て具合に、テレ東以外の全チャンネルが同じような内容を放送してた。

 

結果、樹木希林死去のニュースと安室奈美恵引退のニュースを1日で5度くらい聞くことになった。西城秀樹さくらももこ朝丘雪路津川雅彦桂歌丸大杉漣、果てはパット・トーピーアレサ・フランクリンまで、毎年多くの人が亡くなってるのだろうが、今年は特に有名人の死が多い気がする。

 

平成って時代が終わるんだななんて思って見てたら、東京ラブストーリーの再放送が始まった。携帯電話は肩から下がるくらいドデカく、家と職場の外線しか連絡手段のなかった時代。

 

すれ違う恋愛模様が主題だったが、携帯どころかチャットアプリが一般化した現代では成り立たないストーリーがなんだか逆に新鮮だった。これが平成の始まりだったんだなぁ。なんて。

 

職場の自席で堂々とタバコを吸い、友人宅に遊びに行く際に持参する酒はジャックダニエルの黒ボトル。肩幅よりも大きいトレンチコートを羽織り、少々くさいセリフですれ違いを謳歌するバブル期から始まった平成は、あらゆる規制でがんじがらめになって終わりを迎える。

 

もう自席でタバコも吸えなければ、すれ違いで失恋する心配もない。

 

今が便利になり過ぎたのか。それとも以前が不便過ぎたのか。どちらも同じ平成という時代の話だ。年号で区切っただけの時代区分だから、そもそも始まりも終わりもないのかもしれないけど。