Beach House

ドリームポップというジャンルがある。

 

その文字通り、ゆったりとしたテンポにディレイエフェクトやリヴァーブを多用した浮遊感ある曲のことを指す。

 

Wikipediaで調べてみると、80年代に出来た言葉のようで、コクトーツインズやthe passionsが発祥。彼等がルーツにしていたのがヴェルヴェット・アンダーグラウンドやジョンレノンだから、「Sunday Morning」とかもきっとドリームポップなのだろう。あの曲は初めて聴いた時に衝撃だった。全てを持っていかれた気持ちだった。

 

ドリーム・ポップ - Wikipedia

 

M83やthe xx、ホラーズ、Mewなんかもドリームポップに分類されていたから、なるほど細かな種別は違っても、大半は自分の好む音を出してるなと納得がいく。

 

最近、Beach Houseというアメリカのボルチモア出身のバンドを聴いている。これもどうやら王道のドリームポップのようだ。見つけたきっかけは新宿のタワーレコードで見つけた『7』というアルバム。

 

Cosmic ChildやCrescendというバンドと共に面陳されていた。新宿のタワレコではごく一部の区画だけいつもシューゲイザー、ニューゲイザー、メランコリック系バンドの新譜を面陳している空間がある。おそらく店員の誰かが好きなのだろう。

 

この『7』の1曲目に入っている『Dark Spring』という曲のドラムからのイントロと丁度良い110〜120前後のテンポが心地良くかっこよかったのだが、それよりも過去のアルバムを遡ってみると、『Bloom』というアルバムに『Myth』という曲が入っていた。神話。良いタイトルだと思う。なかなか名付けれないと思う。

 


BEACH HOUSE -- "DARK SPRING"

 

 


BEACH HOUSE - MYTH

 

どちらもPVもどこまでも深淵でいかにもドリームポップと言った映像が流れる。

 

なかなかこういう音楽を奏でるバンドとは対バンしないけれど、このドリームポップという音楽はライブハウスで立って聴くというよりも、間接照明しか点いてない暗い場所でひっそりと聴いていたい。「ひっそり」という表現より「うっとり」という表現の方がしっくり来るのかもしれない。そこには座るという行為が必要だと思う。立って聴くとどうしても力が入って構えてしまうから。そして眠ろう。