リハ。

明日行われるライブの為、仕事後スタジオに入った。

 

月末なので家に帰る余裕は無いかなと諦めていたのだが、思ったより早めに切り上げられた。ポストの荷物を受け取り家へと入る。リハまでは2時間弱ある。仕事のPCをテーブルに広げたまま仮眠した。

 

勝手に決めつけているだけだが、節目になるライブがある。数ヶ月に一度の頻度で訪れる。明日のライブはまさにそれである。本当に何となく思っているだけだが、節目と感じたライブは失敗出来ない。

 

そう思っているからわざわざ前日にリハしてるんだろう。リハは楽しい。わいわい集まって曲を合わせて、またたわいもない話をして帰路に着く。

 

最近はメンバーが集まって飲むことも減った。個々にはあるが全員は滅多にない。多忙だからだ。その付かず離れずの関係が一生続けばいいと思う。熱くなり過ぎても冷え込み過ぎてもダメだろう。つまり無意識でいること。それに限る。

 

90年代に多感な時期を過ごしたのでLUNA SEAやらThe Yellow MonkeyJUDY AND MARYなんかがバンバンTVに出ていた時代のバンド像が記憶に深く焼き付けられている。

 

どのバンドもストーリーがあって、仲違いしてバンドは終わっている。その後復活した前者2バンドを繋げたものは友情であり、後者1バンドだけが「そんなに仲が良くないし」と言い張り未だ復活してない。

 

仲違いするということはそれだけ熱を注いでいるからだ。熱を注ぐから本気になる。でも本気になればなる程周りは見えなくなる。そうやって終わっていく。友人との関係も恋愛も。根本は同じだと思う。

 

だから付かず離れずの距離で居たい。

 

イエモンの吉井さんはメンバーを家族だと言い兄弟だと表現していた。よく耳にする表現だ。クイーンの伝記映画「ボヘミアン・ラプソディ」でも繰り返し言っていた。「メンバーは家族だ」と。

 

家族の事ばかりに悩み考え日々の社会生活を営んでいるだろうか。

 

どれだけ時間が空いても、会った時にふと普通の素に戻れる状態が理想だ。

 

出来る事ならずっと普通で居たい。バンドに限らず人間関係全般で。今日も明日も明後日も。