スクラップ&ビルド

木曜日。

 

今日も客の忘年会に参加するはずが、夕方になって翌朝までに仕上げる仕事を上司から振られてしまったので参加を断念。

 

高田馬場で打ち合わせをひとつ終わらせて仕事に戻る。

 

仕事の飲み会ほど何を話していいか不明な場もない。普通の話を普通にすれば良いだけなのに、その普通がこの上なく退屈になる。共通の話題を探すのにも飽きた。仕事の話か家庭の話か。歳を取れば取るほど変わり映えなく会話は陳腐になり過去の話ばかり繰り返すようになる。「同じ苦労の共有」てのは社会生活を営む上での必需品のようだ。

 

そんな飲み会で無駄にハードルを高く設定して、「今日も上手くいかなかった」なんて凹んで翌日に積み上げられた事務処理を残業でもしながら一生懸命ぽくこなしていると、よくわからないが高揚感に浸れる。少しでも誰かに貢献しているという自己満足に浸ってどうにかこうにか自分を建て直す。そんなスクラップ&ビルドを繰り返し今の自分が出来上がっていた。

 

夜と呼ばれる時間にしーんとした部屋で資料を作る。そこそこの集中で。だらだらと残業代を稼ぐ。静かであればあるほど、夜が深ければ深いほど空間は心を満たす。

 

今月の仕事もあと1週間ばかり。もう少しだ。