平たく成る。

やっと本を読もうかなというテンションになったので、会社近くのTSUTAYAに寄ってみた。スタバと併設されているTSUTAYA。いかにもF1層が好みそうなジャンルに別れ面陳してある書籍たち。ビジネス・旅行・ライフスタイル・自己啓発。ぐるっと一周してみたのだがピンと来る本が見当たらなかった。

 

小説は少し飽きてしまったし。。。ハードカバーにしようか。迷った挙句、新書のコーナーにあった「平成精神史」という本を手に取った。

 

そういえば平成は今年で終わるのだ。「平たく成る」世の中を願って付けられた平成。その言葉は司馬遷史記から引用されているという説が有力らしい。元号は平和な世を願って付けられる。だから一世一元の制が施行される明治以前の時代は世が乱れれば頻繁に元号が変えられた。幕末の15年間だけでも、嘉永安政、万延、文久、元治、慶応、明治、と7回も変わっている。つまり、願掛けなのだから平和になんてならない。「平成」という言葉の響きと裏腹に世は乱れてますな、という趣旨の本なのだろう。

 

世界に平和が戻ればRPGは終了するのと同じように、現実の世だって完全無欠の状態がやってくる訳でもない。人も同じ。始まる前から終わることばかり考えてしまう。乱れてもいないのに乱れる心配ばかりに苦慮する。

 

平成は31年で終わる。年齢が33歳だから、人生はほぼ平成と共に歩まれて来た。呼び名が変わるだけだけれど、平成という時代を総括する書籍が今年は乱発されるのだろうな。

 

 

しかしまぁ、平成=前半の10年。即ち90年代だけをイメージしてしまうのは自分だけだろうか?それだけ濃かった時代だったのか。単にノスタルジーで美化されているだけか。

 

今年もきっと平たく成りはしないだろうなぁ。と。