愛情。

真夏のような猛暑が祟ったのか、陽射しを浴びたミントとワイルドストロベリーの芽が乾燥し元気が無くなってしまった。

 

枯れたというより、脱水で水分を足りていないといった様子だ。直ぐに日陰に戻し定期的に水をあげているのだが、まだ回復しない。どうやらこの猛暑に弱いのは人間の身体だけではなさそうだ。

 

植物は愛情を注いだ分、ちゃんと見返りがある。つまり、しっかり育つという話を聞いたことがある。立派な幹。生い茂る葉。大きく綺麗な花が成れば、注いだ愛情に応えてくれた証になるのだろう。

 

人間にはこれが当てはまらない。

 

それは子にも意思があるから。

 

親が思う愛情を十二分に注いだところで、子にはそれが愛情と取られない場合がある。それでも親が気に掛ければかける程、子どもは反発し、愛は憎悪や嫌悪に変わる場合もある。植物は喋らない分、育てるのが楽なのかもしれない。

 

愛情の表現にも様々な種類があると思う。

 

お金や時間を投資するものも、身体で表現するものも、心を開け晒すものも。

 

そして「立派に育った」という意味合いだって人それぞれ異なる。まずはそこの擦り合わせから始めないと落胆するだけだ。

 

帰宅したらまず会話から始めてみるか。その前に水もやらないと本当に手遅れになってしまう。

 

余談だけど、愛情は「注ぐ」と表現する。良い表現。清々しい。

 

空のコップに冷たい水を注ぎ、ガラスの側面から結露が滴り落ちるあの感じ。潤っている。