6月14日。

何かを喪った時にその何かを再び得ようと焦って行動してしまうのは精神病の一種だと聞いてぞっとした。

 

半年前にそんな行動ばかりしていたからだ。

 

何度もここに書いてることなので読み手も書き手の自分もほとほとうんざりするような話で恐縮だが、離婚して引っ越した直後には1人が寂しくて片っ端から誰かを探してた。根本的に1人で居ることが無理な性格だと再認識させられた。あの時の恐怖を思えば今は何となしに生きていれるが、実写版江國香織の小説みたいな人生はこりごりだと思った。

 

事実は小説より奇なりと言うが、そんな事実を自ら欲している訳ではない。そういう自分の中で大変な思いをした時期というのは後になって振り返ってみれば恥ずかしく笑い事でしかないが、その瞬間を生きている身とすれば正に地獄だ。

 

来週、会社の後輩が辞める。

 

可哀想なのか自業自得か、彼は仕事も女も同時に喪うことになった。

 

周囲は彼自身のせいだと思っているが、ということは半年前に自分に起きた負債も翻れば自分のせいなのだろうか。

 

医者の言うことすべてが適切だとは思わないが、きっと専門家でもない一般庶民よりは正解に近い指摘なのだろう。

 

私も普通ではない。

そう思う恐怖は計り知れない。